快適ひきこもりニート生活

適応障害で退職し傷病手当で生活を送る引きこもりニート(アラサー)。発達障害(ADHD、ASD)当事者で精神障害者手帳3級所持。万年体調不良。オタク気質でイラスト描いたりもします。

傷病手当金支給額の計算方法

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こんにちは、おめめ(@omepachi)です。

傷病手当金の計算方法について、引き続きご紹介します。

少し複雑な計算になるので用語など一から分かりやすく説明していきます。

傷病手当金については関連記事をご覧ください。

www.omepachi.com

 

支給日額の計算

およそ月給の3分の2の支給額になりますが、正確な支給日額の計算方法は下記の通りです。

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文字だけ見るとゾッとしますね…。

分かりやすく説明していきます。

標準報酬月額とは

みなさんの健康保険、年金の額は標準報酬月額を用いて計算されています。(国民健康保険国民年金は別)

この標準報酬月額とは、毎年4・5・6月の給与で計算(3ヶ月の合計÷3)し、9月分の保険料・年金額から1年間適用されます。毎年9月になると保険料・年金額の変動があるのはこの為です。収入には、通勤手当など毎月固定で支払われる手当も含まれます。

なので、4・5・6月の収入が多いほど、保険料・年金額が高くなるんです。私はなんと4・5・6月の収入がタイミング悪く他の月の数倍あったので、9月からの控除額を見てびっくりしました…

※私のように給与(固定賃金)の大きな変動があった場合は、届出をすれば途中から標準報酬月額の見直しができます。

ボーナスは標準報酬月額の計算に含まれるのか

基本的にボーナスは標準報酬月額の計算に含まれませんが、年に4回以上ボーナスの支給があった場合はボーナスも計算に含みます。ボーナスの合計を12で割った額を4・5・6月の給与に足して計算します。

私の場合はボーナスなど臨時手当も給与として支払われていたので、大変なことになりました…。

自分の標準報酬月額を知ろう

では、自分の標準報酬月額がどうやって調べればいいのでしょうか。給与明細を手元に準備して下さい。

給与明細に記されている健康保険と厚生年金の控除額を調べます。

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私の給与明細だとこの部分の金額を確認します。

次にこちらのサイトにアクセスします。

都道府県別・標準報酬月額表

画面右上に東京都と表示されていると思うので、自分の住んでいる県を選んで表示させます。

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 自分が住んでいる県の標準報酬月額表が表示されたら、表の「健康保険料」「厚生年金額」と先ほどの給与明細に記載されている控除額を照らし合わせます。

40歳以上の人は介護保険も照らし合わせてみてください。

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給与明細に記載されている控除額と、同じ組み合わせを調べます。

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月額報酬の欄を確認してください。例えば、健康保険の控除額が「5,847円」厚生年金の控除額が「10,797円」の場合、標準報酬月額は118,000円です。

前期の標準報酬月額も確認する

標準報酬月額は毎年9月から適用されると前述しました。

受給開始日が8月の場合は前年9月〜翌年8月までの標準報酬月額で計算するので、前回の標準報酬月額を確認する必要はありません。

8月以外の場合は前期の標準報酬月額も上記と同じ手順で確認しましょう。

 

計算の仕方

先ほど確認した標準報酬月額をもとに計算をしていきます。

例えば、支給開始日が11月の場合(11月から休み始めて、11月中に待期期間が成立し傷病手当金を受給し始めた場合)、前年12月〜翌年11月の標準報酬月額を使用して計算します。

前期の標準報酬月額を118,000円、今期の標準報酬月額を126,000円だとします。

まずは支給日以前の継続した12ヶ月間の各月の標準報酬月額を平均した額を計算します。

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12ヶ月分の合計 (118,000円×9ヶ月)+(126,000円×3ヶ月)=1,440,000円

平均を出すので 1,440,000円÷12ヶ月=120,000円

120,000円となりました。

 

この額を計算式に当てはめて計算します。

120,000円÷30日×3分の2=2666.66…円

※30日で割った時点で1の位を四捨五入

小数点が出た場合は、小数点第一位を四捨五入してください。

 

つまりこの場合の給日額は2,667円となります。

休んだ日数×支給日額が支給額です。

退職後の受給額は月の日数×支給日額になります。

支給日額が変わることはあるのか

何ヶ月仕事を休んでも、退職しても、支給日額は変わりません。

ですが、支給日以前の継続した12ヶ月間の各月の標準報酬月額が後から変更されて標準報酬月額が下がった場合は、差額分を返金しなければいけないこともあります。

月給が数十万単位で変動する人は注意が必要です。

被保険者になって12ヶ月未満の場合

被保険者になって12ヶ月経っていない場合の計算方法です。

12ヶ月未満の時点で支給を開始すると退職後は傷病手当金を継続受給できません

  • 支給開始日の属する月以前の継続した各月の標準報酬月額の平均額
  • 28万(当該年度の前年度9月30日における全被保険者の同月の標準報酬月額を平均した額)

この二つを比べて少ない方の額を使用して計算します。

少ない方の額を計算式の支給日以前の継続した12ヶ月間の各月の標準報酬月額を平均した額に当てはめて計算してください。

退職後の計画に役立てて

傷病手当金の支給額の計算はできたでしょうか。

複雑な計算ですが、傷病手当金をどれくらい受給できるか、具体的に知ることで退職後の計画が立てやすくなります。ご自身の標準報酬月額を調べて、一度計算してみてください。